ルース・クラウス作/マーク・シーモント絵/きじまはじめ訳/福音館書店刊
20世紀の環境破壊の問題にいち早く警鐘を鳴らした名著『沈黙の春』。
環境問題の告発という大きな役割を果たし、現在の環境運動の原動力になったという評価が多い。
一方で、化学物質は何でも悪であるという、極端な環境運動を生じさせた原因の一つであるとの批判もある。
著者レイチェル・カーソンは、自然と子どもの育ちの中の重要なかかわりについて、『センス・オブ・ワンダー』―神秘さや不思議さに眼を見はる感性―(新潮社)というすぐれた本を書き、そのなかでこう語っています。
「わたしは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではないと固く信じています。 」